パニック障害の治療に長い間、薬を飲んでいましたが、私の場合これといって効果が見込めず、むしろ眩暈が強まる傾向にありました。
どうしても薬が飲みたくなかったので、おすすめしてもらった漢方「抑肝散加陳皮半夏」を飲んでみることにしました!
抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)って
「抑肝散(ヨクカンサン)」と同じような症状で、抑肝散より体力が低下し胃腸虚弱の人向けの処方です。神経症、不眠症、子どもの夜泣き、神経過敏、更年期障害、血の道症(女性ホルモンの変動に伴って現れる体と心の症状)などに用いられます。
引用元:抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ) | ツムラ
抑肝散加陳皮半夏の成分について
抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)に含まれている成分と分量はこちら
成分 | 分量 |
---|---|
日局ハンゲ | 5.0g |
日局ソウジュツ | 4.0g |
日局ブクリョウ | 4.0g |
日局センキュウ | 3.0g |
日局チョウトウコウ | 3.0g |
日局チンピ | 3.0g |
日局トウキ | 3.0g |
日局サイコ | 2.0g |
日局カンゾウ | 1.5g |
これだけではわからないので、ハンゲ、ソウジュツ、ブクリョウ、センキュウ、チョウトウコウ、チンピ、トウキ、サイコ、カンゾウ、それぞれの生薬の特徴について調べました。
各生薬の特徴について
実はわかりにくいですが、ソヨウは紫蘇、ショウキョウは生姜と見知った食材が含まれていました。
それぞれの説明はこちら
半夏(ハンゲ)
体を温め、停滞しているものを動かし、発散させる作用をもちます。
ソウジュツ
水分代謝を盛んにして、健胃整腸、利尿、発汗作用を持ちます。
茯苓(ブクリョウ)
尿細管の再吸収を抑制するため利尿作用が高く、ミネラル類(Na、K、Clなど)の排出量が増加します。病後の体力増強作用をもち、薬の巡りを良くするとも信じられています。
センキュウ
血行を促して、血液を活気付ける作用を持ちます。
チョウトウコウ
高血圧に伴う症状や興奮、痙攣、めまい、不眠などに用いられます。
チンピ
気を整える作用を持ちます。
トウキ
血の循環を活性化する作用を持ちます。
サイコ
肝臓疾患およびそれに派生する病状の緩和を目的に用いられています。
カンゾウ
緊張を緩和させる作用をもちます。成分であるグリチルリチン酸およびその加水分解物には、ショ糖の150倍の甘さがあります。
抑肝散加陳皮半夏ってパニック障害に効いた?
半夏厚朴湯に比べると、味が漢方臭くて少し飲みにくいところもあります。
ですが、私としては半夏厚朴湯より抑肝散加陳皮半夏の方があっているようです。
朝の具合の悪いさ等、身体のコントロールが効かないときの発作の回数が緩和された気がしました。(0にはならないです)
「半夏厚朴湯と両方飲んでも大丈夫だよ」と病院の先生から伺っているので、併用しても問題ありません。
抑肝散加陳皮半夏と他の治療方法を併用して、パニック障害の治療を引き続き行っていきます!
以上、漢方 抑肝散加陳皮半夏の特徴や感想についてでした。
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