イオンなどの大型スーパーでも取り扱っているピューラックス。

価格が安いのに、食器や器具の消毒、プールの塩素投与等にも使えるとあったので使ってみることにしました。
ピューラックスの特徴について
ピューラックスの特徴について、公式HPより引用させていただきました。
ピューラックスとは
ピューラックスは、次亜塩素酸ナトリウム6%を成分とする医薬品の殺菌消毒剤です。ピューラックスの特徴
引用元:ピューラックスについて|株式会社オーヤラックス
確実な殺菌力・優れた安定性
細菌(グラム陽性菌・グラム陰性菌)、真菌、ウイルスなど殆どの微生物に対して殺菌効果、不活性化を示します。
(但し、細菌芽胞に対する殺菌効果は弱く、結核菌に対する殺菌効果は不確実です。)
ミルトン等で有名な次亜塩素酸ナトリウムが成分でした。
次亜塩素酸ナトリウムのウイルス・菌への効果範囲について
健栄製薬株式会社がHPに載せているウイルス・菌への効果範囲の説明図が非常にわかりやすかったので引用させていただきました。
使用上の留意点としては金属の腐食性の高さ、塩素ガス発生、この2つがあげられますが非常に殺菌効果が高く、哺乳瓶等の消毒利用というところで使い方さえ正しく使えば、強い味方になりそうです。
ピューラックス 希釈早見表
ピューラックスを使用する希釈量をパッと確認しやすいようにまとめました。
飲食・医療器具等の消毒
| 用途 | 濃度 | 1 L | 2 L | 3 L | 5 L | 10 L | 
|---|---|---|---|---|---|---|
| 飲食器具の消毒 食品製造器具の消毒 医療器具の消毒 | 300倍希釈 0.02%次亜塩素酸ナトリウム | 3.3mL | 6.7mL | 10.0mL | 16.7mL | 33.4mL | 
| 病院のシーツ・包帯・ 白衣・おしめ等の 漂白を兼ねた消毒 | 200倍希釈 0.03%次亜塩素酸ナトリウム | 5.0mL | 10.1mL | 15.1mL | 25.1mL | 50.3mL | 
| 吐物・ふん便の処理 | 60倍希釈 0.1%次亜塩素酸ナトリウム | 16.9mL | 33.9mL | 50.8mL | 84.7mL | 169.5mL | 
小規模プールの投入量

株式会社オーヤラックスが「ピューラックスを使用した小規模プールの残留塩素管理」についてPDF形式で出してくださっています。
| 追加したい 残留塩素濃度 | 0.1㎥ 100 L | 0.5㎥ 500 L | 1㎥ 1000 L | 
|---|---|---|---|
| 1.0 mg/L | 約1.7mL | 約8.5mL | 約17mL | 
| 0.5 mg/L | 約0.85mL | 約4.25mL | 約8.5mL | 

現在使用しているプールの場合、サイズを調べると以下の情報でした。
| 品目寸法(L x W x H) | 2.1長さ x 1.4幅 x 0.55高さ m | 
| 容量 | 600 リットル | 
300リットルの半分でしか利用しておらず、簡易早見表を利用するとピューラックスは5.1mLの投与でよさそうだったので簡単に利用できます。

手軽に使えるのは100均のDAISO(ダイソー)で購入したプール除菌剤の方でした。
類似品との違いについて
ピューラックスとピューラックスSの違いについて
公式HPに違いについて情報の記載があったので引用させていただきました。
Q ピューラックスとピューラックス-Sの違いは?
ピューラックスは第2類医薬品として、医療機関等の施設での消毒(日常の感染症対策・嘔吐物処理)に使用します。 ピューラックス-Sは食品添加物として食品関連施設で生野菜や果物の殺菌を含めた食品衛生に使用します。 効果や安全性に関してはどちらも同等となり、水の消毒にはどちらも使用可能となります。
食べ物に使用するのであれば、Sの方が良いかもしれませんね。
ピューラックスとミルトンの違いについて
ミルトンもピューラックスもどちらも次亜塩素酸ナトリウムの消毒液ですが、濃度が異なり、ミルトン1.1%、ピューラックス6%でした。


ピューラックス、非常に濃いです。
濃度が濃く、価格も安いので非常に助かります。
以上、ピューラックスの調査・使用結果についてでした。












投入量(mL)=(1.0(mg/L)ー現状濃度(mg/L))×容量(㎥)×100÷6