「就労移行支援事業所」って聞いたことはあっても、どういうところか全くわからないものですよね。
私もパニック障害で前職を退社してから、初めて存在を知りました。
いきなりハロワで就活、中途採用で一発勝負をするよりは、ゆっくり復職できそう?という思いはあっても、事業所のホームページだけ観ていてもわからないことが多いです。
今回、私が疑問に思っていたことを就労移行支援事業所で働く方に聞いてきたので、ご紹介したいと思います。
2020/07/21 就労移行支援事業所LITALICOワークスの体験時に伺った内容です。
私の体験談なので、聞き間違い等あるかもしれません。
参考程度にしていただけると幸いです。
事業所を使うメリットって何?
一番肝心な事業所を使うメリットですが、大きく分けると5つあります。
- 職安の求人情報以外に、「LITALICO独自の求人情報」を利用することができる
- 事業所で学ぶ技術(就職スキル、PC技術など様々)を習得できる
- 通所されている方とコミュニケーションを取ることができる
- 自分のペースで通所できるが、週4や週5で通うと就職先にちゃんと毎日起きて、通えていることをアピールできる
- 仕事に就いた後、定期的にアフターフォローが入る。(自分の病気を会社に伝えるオープン、伝えないクローズによって少し内容が変わる)
仕事の復帰に不安な私からすれば、魅力的なポイントがたくさんありました。
事業所の利用には、お金は必要?
これは必要でもあり、必要でもない、人によります。
LITALICOワークスの場合の利用料をまとめました。
世帯の収入状況 | 負担上限月額 | |
---|---|---|
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯 | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得割16万円未満) | 9,300円 |
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
次の自立支援医療も少し関係しますが、自分の利用金額を調べる場合、就労移行支援事業所ではなく近くの役所で確認する必要があります。
障害手帳って持っていないと利用できない?
私は手帳を持っていないので一番ヒヤヒヤしました。
周りのパニック障害グループの方も「いや、手帳ないと入れないでしょ」
っていう方が多く困りました。
障害手帳は持っていなくても利用できます。
ただし、その場合、自立支援医療は入っている必要があります。
自立支援医療、または障害手帳のどちらかを有している場合、通所可能になります。
ハローワークで仕事を探しながら事業所って通える?
仕事探しをしつつ、事業所を利用することは可能です。
実際、体験に行った次の日、職安に行ったら、体験時に一緒だった通所されているかたが職安から出てきたのでビックリしました 笑
アルバイトしながら事業所って通える?
パニック障害で困っている。
社会復帰できないわけではないけど、ゆくゆくは正社員になりたい。
そうだ!
- まずはアルバイト!
- アルバイトしつつ、事業所に通う!
- 事業所で就活して、正社員の良いところを見つける!
- 合格したらアルバイトバイバイッ!
これができる人であれば、一番効率は良いように見えます。
が、これはできないです。
仕事につけない人を対象としているので、アルバイトができている時点で×だそうです。。
事業所を利用したい!と思ったときにすぐ利用できる?
今日いって、明日通えるものなの?
これもどうやらできないみたいです。
- 就労移行支援事業所に行って申請書類をもらう
- 役所に行って手続きする
- 許可がおりたら通い出せる
みたいで、1ヵ月ほど期間を見ておいた方が良いと言われました。
もともとLITALICOワークスは3回体験してから、入りたいかどうか考えてみてね。という流れだったので、その間に進めると良いかもしれませんね。
私が体験したのはLITALICOワークスです
色んな就労移行支援事業所を調べたところ、一番事業所数が多く、通い易そうだったのでLITALICOワークスを利用しました。
従業員の方も、鬱や障害に関する知識をお持ちの方ばかりなので、対応も非常に優しく、無理はおっしゃられないので気兼ねなく体験も可能でした。