少し興味が湧いてしまった「アドラー心理学」。
メリットとして、以下の2つが掲げられていたのです。
- 意見が対立する相手も尊重できる
- 人間関係のストレスが減る
年々考えが凝り固まり、プライドが邪魔をするようになってきている気がし、読んでみたくなりました。
少し言い方は硬いですが「アドラー心理学とは」についてリクルートエージェントの内容を引用させていただきました。
アドラー心理学とは、アルフレッド・アドラーが提唱した実践的な心理学です。
引用元:アドラー心理学とは? | リクルートエージェント
心理学者としてはフロイトとユングがよく知られており、フロイトは心理学で初めて「無意識」を扱ったことで、ユングはさらなる深層にある「普遍的無意識」などを研究したことで有名です。アドラーもこの2人と並ぶ同時代の心理学者でしたが、日本ではあまり認知度が高くありませんでした。
まずは漫画(コミック)から!早速読んでみることにしました!
コミックでわかるアドラー心理学

それがこちら「コミックでわかるアドラー心理学」です。
著者 | 向後千春(監修) |
作画 | ナナトエリ |
出版社 | KADOKAWA |
単行本 | 166 ページ |
ISBN | 978-4-04-601011-7 |
発売日 | 2014/10/24 |
著者の向後千春さんは女性かと思ってしまいましたが、早稲田大学人間科学学術院教授の男性の方でした。
ナナトエリさんは「僕の妻は発達障害」という本を書いておられ、ナナトエリさんのXアカウントを見ると「発達障害当事者」と記載、かわいい猫写真と共感できる闘病ポストがあり共感ポイントが多くフォローしました。
テレビドラマにもなっていたようで「僕の大好きな妻!」というタイトルで2022年に放送していたようです。
わかりやすいけど、難しい!入門編といった感じ!
私が「コミックでわかるアドラー心理学」を読んで思ったことについてまとめてみました。
- 「アドラー心理学」について軽く触れておきたい
- 今の職場環境や対人関係に悩んでいる
- 文章ばかりは苦手!漫画ベースのほうがとっつきやすく、読める
- まじめで生きるのがしんどい
仕事熱心な堅物の上司、コミュニケーションに自信のない大学生、男性に媚びる女性など様々な人がシェアハウスで集まるストーリーが漫画ベースで進行します。
テーマごとに区切られており、まとめのページはグラフや文章のみのページを挟みます。
病気になった前の職場も、今働いている現場も、私の中で一番自分の士気を下げるのは「人間関係」な気がしています。
「神経質」「真面目」「完璧主義」「白黒思考」だと感じている人、周りから言われる人は読む価値があると思います!
漫画で入門編にはもってこいですが、それでもなかなかに奥が深く、私は理解が追い付かないところがありました 笑
個人的に一番好きだったところはこちら。
人間の行動を因果律で考えることをやめる
近代の技術や産業もこうした自然科学の因果律を土台に成立しているせいで、私たちは人間に関することも因果律で考えてしまいがちです。
引用元:P023 コミックでわかるアドラー心理学
「なぜあの人は怒りっぽいのか」と考える時、「もともと怒りっぽい性格だから」とか「夫婦の関係がうまくいっていないから」のように原因を考えるわけです。
一方、アドラー心理学は「目的論」で考えます。
怒っている人は、その人独自の目的を達成するため に「怒る」行動をとっているのだと見るのです。
これは自然科学とは、真っ向から対立する見方です。つまり、アドラーは人間の思考や行動に関する新しい理論体系、いわば「人が生きることに関する科学」を提案したのです。
それは、学校では教えられていない「人間の科学」なのです。
原因論と目的論、、、うーん。深い。
以上、「コミックでわかるアドラー心理学」についてでした!